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kait's Field日々の技術話を地味につづる独り言プロジェクト
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7/4/2009 HP の 2 万円台 デスクトップ PC p6120 は安いHP のデスクトップ PC「HP Pavilion Desktop PC p6120」が、¥29,820 で購入できます。 p6120jp/CT 秋モデル (HP) この格安の価格帯というのは、今までサーバならありましたね。しかし格安サーバマシンというのは、PC として使用するには不便なことがたくさんあります。
しかし p6120 は個人が PC 用として使用することを前提に発売されたデスクトップ PC です。格安サーバとは違い、上記のような問題はありません。Windows OS が込みで 2 万円台、というところに驚きです。 実際に使うなら、Windows Vista や Windows 7 は 1.5GB のメモリが欲しいところです。もう少し欲しい。CPU については、Celeron 450 2.2GHz で問題ないでしょう。話題の Atom や Pentium 4 よりもかなり高速です。今の Celeron は強力な Core マイクロアーキテクチャですから、Atom を 3GHz 以上まで上げないと、Celeron に太刀打ちできません。 また、マイクロソフトのキャンペーンで、Vista Home Premium、Vista Business、Vista Ultimate のいずれかを選択しておくと、Windows 7 へ無料でアップデートできます。Vista Home Basic は残念ながらだめらしいですが。 インプレスにこの PC のレビューが出ています。 ニッキュッパ激安 PC「HP Pavilion Desktop PC p6120」(インプレス) 中身も普通のマイクロ ATX。うーん、これはいいですね~。買わないけどw 7/1/2009 Windows 7 の XP Mode、思いのほか使いにくいWindows 7 RC の XP Mode を使用してみました。7 RC ではまず、Windows Virtual PC ベータ版をインストールし、続けて Windows XP Mode ベータ版をインストールします。XP のインストールイメージなので、ファイルサイズは大きめです。どうやら、この XP のライセンスは無料なようです。 XP Mode を使用するためには CPU が Intel VT または AMD-V に対応している必要があります。VT/AMD-V を調べる方法はこちら。 インストールをおこなって、まず「仮想デスクトップ」を起動します。下は仮想デスクトップの画面です。Windows 7 の画面の中に、Windows XP の画面が表示されています。
ここでは通常の仮想マシンと同じ操作をおこなうことができます。仮想マシンに対して、アプリケーションをインストールしたり、ドライバをインストールしたりできます。 アプリケーションをインストールすると、「スタートメニュー」にショートカットが登録されますが、このとき、Windows 7 のスタートメニューにもショートカットが登録されます。Windows 7 に登録されたショートカットから起動すると、以下のメッセージボックスが出て問い合わせられます。 「仮想マシンを終了しますか? 仮想マシンが起動している場合は、仮想アプリケーションを起動することはできません。仮想マシンを終了した場合、保存されていないデータは失われます。」 どうやら、「仮想アプリケーション」を使用するとき、「仮想デスクトップ」はいったん閉じなければならないようです。また逆に、「仮想デスクトップ」を使用するためには「仮想アプリケーション」をすべて終了させなければなりません。このふたつのモードは排他動作というわけです。 「仮想マシンを終了する」を選ぶと、マシンがシャットダウンし、仮想アプリケーション起動の準備に入ります。十数秒ほど待ちます。するとようやく仮想アプリケーションが起動します。下は「メモ帳」を起動した様子。
左と右でウィンドウのデザインが違いますよね。左が Windows XP のメモ帳、右が Windows 7 のメモ帳です。左は Windows 7 上で動いているように見えますが、実際はバックグラウンドで動いている Windows XP 上で動作しています。 Virtual PC や VMware を使用したことがある人はわかると思いますが、仮想マシンというのは、仮想ネットワークで接続された仮想の PC であり、実マシンとは仮想ネットワークで接続されているに過ぎません。だからファイルのやり取りもネットワーク経由でおこなうことになります。しかし XP Mode ではファイルシステムの一部がマシン間でリンクするようになっています。たとえば、XP のメモ帳で名前を付けてマイドキュメントに保存すると、Windows 7 のマイドキュメントにあたる「ドキュメント」フォルダに保存されます。このあたりは仮想マシンを意識しなくても使えるようになっています。 ところが、わしょーい、便利だ便利だ…とはいかないこともあります。 まず、Excel を使用しているアプリケーション。家庭用ではほとんどないかも知れませんが、企業向けのアプリケーションにはありがちです。Excel ファイルを作成するようなソフトなどです。COM を使用して Excel を呼び出しています。COM は Excel をインストールするとシステムに登録されます。XP Mode で動作するアプリケーションが Excel を呼び出すためには、仮想マシンに Excel がインストールされていなければなりません。ライセンスに注意してください。通常、仮想マシンのライセンスも 1 個とカウントされます。 プリンタドライバについて、Windows XP アプリケーションが印刷するには、Windows XP にドライバがインストールされている必要があります。XP アプリケーションが 7 のプリンタに印刷をすることはできないというわけです。 XP Mode ではアプリケーション間でドラッグ & ドロップ操作ができません。マシンをまたぐことになりますので、このあたりはしょうがないかな、といったところです。プロセス間通信はほとんどできないと考えた方がよいでしょう。しかしながら、クリップボードでのやりとりならできます。 スタートメニューのショートカットが XP → 7 へリンクされると書きましたが、この動作がわかりにくいです。XP で、 "C:\Documents and Settings\All Users\スタート メニュー" にショートカットを置くと、7 のスタートメニューへ転送されるのですが、それほど単純でもないかもです。試しにここに、「メモ帳」「コマンドプロンプト」「電卓」「ワードパッド」「ペイント」「Internet Explorer」「Outlook Express」を置いてみたところ、おもしろい結果になりました。7 のスタートメニューに転送されたのは、このうち「メモ帳」「コマンドプロンプト」「Internet Explorer」「Outlook Express」の 4 つだけ。「電卓」「ワードパッド」「ペイント」はなぜ転送されなかったのか、わかりませんでした。アクセサリのたぐいはどれも System32 に置いてありますし、何の違いがあるのか、不明です。ここの動作についてはかなり疑問が残りました。Open Office.org 3.1 をインストールしてみたところ、ショートカットは正しく登録されていましたので、もしかしたらアクセサリの特有の問題かも知れません。このまま製品版が出るまで様子見です。 仮想マシンでは使用できる CPU の数が 1 個に制限されます (おそらく)。タスクマネージャが認識している CPU が 1 個でした。よってデュアルコアやクアッドコアで、XP Mode で CPU を酷使するアプリケーションを動かすときは、パフォーマンスを発揮しきれないでしょう。 初期状態で仮想マシンにメモリが 256 MB 割り当てられています。仮想マシンが起動しているとこの数値は変更できないので、仮想マシンをいったんシャットダウンしようとしたのですが、シャットダウンできん (笑)。 この仮想マシン、まるでリモートデスクトップで接続したような状態になっており、スタートボタンを押して出てくるのは「ログオフ」と「切断」だけ。ウインドウ右上の閉じるボタンで閉じると「休止状態」になっちゃいます。なぜこんな風になっているのか、よくわかりませんね。リモートデスクトップのプロトコルを使用して画面を描画しているっていうことかも。動作が非常にわかりにくいです。 使ってみるとわかりますが、XP Mode で動作する XP アプリケーションの描画速度が非常に低速です。通常の仮想マシンの描画速度をはるかに下回ります。個人的には一番気になった部分です。 …というわけで、XP Mode を使ってみた感想をだらだらと書きました。はっきり言って使いにくいです。わかりにくいです。もし企業で XP Mode を検討しているとしたら、動作確認を慎重におこなうべきです。そして、期待しすぎないことです。コストをかけたくなければ、素直に 7 → XP ダウングレードマシンを購入した方がよいかも知れません。 6/29/2009 Windows 7 先行予約キャンペーンは MS の販売戦略?先週末にマイクロソフトは Windows 7 のアップグレード版のオンライン先行予約販売をおこないました。7 Home Premium が ¥7,777、7 Professional が ¥14,777 です。しかし 1 日で完売した模様ですね。 半額の Windows 7、週末で完売 限定 3 万本「予想を超える注文」(ITmedia) 金曜の午後、買い換えようかどうか、悩んでいる知人がいましたが、そうこうしているうちにどんどん完売状態になってしまっていました。 限定 3 万本…。今、家庭や企業で使われている Windows Vista、XP の数を考えると、3 万という数字はその 0.1 % 程度しかないでしょう。これはおそらくマイクロソフトの販売戦略の一環です。この販売数から察するに、まともに売る気なんてさらさらありません。「広告用」ですね。
マイクロソフト、うまくやったもんです。いや、Windows 7 は実際によい製品になると思います。Vista のときは販売戦略を失敗した経緯がありますからね。今度はうまくいきそうですね。 6/21/2009 グラフィックスカードがサポートしている解像度を調べる方法はあるのか最近、大型の液晶モニタが非常に安くなってきました。企業では作業効率向上のため、大型のモニタに買い替えたいところです。 ところが、大型のモニタはほとんどが「ワイド」のものです。1680x1050、1920x1080、1920x1200 などの解像度となっていますので、PC のグラフィックスカード (ビデオカード) がその解像度を出力できる必要があります。新しい PC ならば問題ないのですが、5 年ほど昔のマシンでは、対応しているかどうかがわかりません。また、昨今では PC の寿命が長くなる傾向があります。かつて 5 年と言われていた寿命は、最近では 7-8 年またはそれ以上の期間にわたって使用されていると思います。それゆえ、モニタを買い換えようとしても、PC の対応を調べる必要が出てきます。 そこでインターネットで、グラフィックスカードがサポートしている解像度の一覧を調べる方法を探してみました。すると、多くのページで次のような記述がありました。
この方法で見ることができるそうです。しかし実際にやってみましたが、だめですね。一見、これですべての解像度が取得できているように見えますが、実はここにリストアップされているものがすべてではありません。このリストになくても、対応する場合があるということです。 なぜなら、ぼくの GeForce 9600 GT (ドライバ 186.18) で調べたところ、確実にサポートしているはずの 1440x900、1680x1050、1920x1200 が見当たりません。デュアルリンク DVI でサポートされる 2560x1600 も見つかりません。9600 GT はこれらのモニタをサポートします。これはどういうことなのでしょう? これは現時点での推測ですが、こういうことではないかと思うのです。「モードの一覧」に出てきているのは、アナログ出力したときに出力可能な解像度なのではないかと。そしてデジタル (DVI) 出力したときは、モニタと通信してモニタに埋め込まれた情報 (EDID というらしい) を取得できるので、モニタの解像度情報を読み取って、どんな解像度でも出力できる仕組みがあるのではないかと。しかしアナログとデジタルで出力可能な解像度が異なるという複雑なことになってしまいます…。どうしたもんか…。 NVIDIA や ATI はある程度古いカードでも最新のドライバを入れればほとんどの解像度は出せるようです。問題はインテル。このような文書を見つけたのですが、おそらく 915G ではだめだけど 945G ならばいけるかも、といったところです。実際どうなのかはわかりません。 そこで、現時点での解決案はこうです。会社で使う場合は、ひとまずモニタを 1 台だけ買ってみて、いろいろな PC に接続してしてみることです。解像度のリストはグラフィックスドライバで定義されるので、グラフィックスドライバを最新のものにするのをお忘れなく。もし対応していなかった場合、外付けグラフィックスカードを追加することで対応することは可能ですが、それなりの値段になります。古い PC の場合、グラフィックスのインターフェースが AGP だったり PCI だったり、ロープロファイル限定であったりするので、モニタよりもカードの方が高いということもあり得ます。最近は PC 本体が非常に安い (5 万円~) ので、本体の買い替えも合わせて検討してください。新しい PC であれば、ほぼすべての解像度に対応します。 個人で使う場合はとりあえず買ってみる、ということはできませんので、ネットで成功例を探すか、いちかばちかの賭けに出なければならないわけですねw 6/19/2009 Core i5 のターボモードは i7 に匹敵するシングルスレッド性能Lynnfield は Core i7 の下位に位置づけられ、Core i5 という名前で今年第 3 四半期にリリースされるようです。 Core i5 が秒読みに入った Intel CPU ロードマップ (インプレス) Core i7 の TDP は 130W です。4 つの CPU がすべてフル稼働した場合に最大で 130W に達するという意味です。1 つのスレッドしか動かしていない場合、他の 3 つの CPU コアはアイドル状態ですので、TDP にはかなりの余裕ができます。その TDP の余裕を使って、使用されている CPU コアだけをオーバークロックし、シングルスレッド性能をブーストする機能があります。これをターボモード (Intel Turbo Boost Technology) といいます。 4 コア CPU ともなると、すべての CPU コアを使用しているシーンは稀ではないでしょうか (もちろん使い方によります)。ひとつまたはふたつの CPU だけを使用しているシーンが大部分を占めると思います。そういうときにターボモードで動作することになりますので、ほとんどターボ状態で稼働していることになります。よってぼくはターボモードはかなり重要な技術であると考えています。 Core i5 の TDP は不明ですが、i5 にもターボモードが実装されます。i5 のターボモードは i7 のターボモードよりも進化しています。i7 では倍率が高々 1-2 しか上がらないのですが、i5 では倍率が最大で 5 上がるようです。これにより、i5 のターボモード時の周波数は、i7 の高クロックモデルと匹敵します。 クロックが同じでも、i7 の方がかなり速いんじゃないか?と予想される方がいらっしゃると思います。それは i7 のメモリコントローラが 3 channel なのに対して、i5 のメモリコントローラは 2 channel であるため、メモリ帯域が大幅に減ることになり、性能低下になると予想されるからです。 しかしこれについておもしろいテスト結果があります。こちらのテストは、i7 のメモリを 3 channel と 2 channel の状態でテストをして性能を比較したものです。結果をみると、ほとんど変わりありません。というより、2 channel が勝っている項目もいくつかあります。よって、i5 が意図的に遅くなるよう手を加えられない限り、i5 の性能は i7 と匹敵すると考えてよさそうです。また、後藤氏のレポートの中で、
とあります。この記述や、2 channel と 3 channel で性能に大きな差がみられないことから、推測ではありますが、i7 の 3 channel 接続というのは、メモリ帯域を稼いで性能を上げるという目的よりも、チャンネル数を増やしてトータルメモリ容量を増やす目的の方が強かったように思えます。この場合、i5 と i7 の最大の違いは、最大搭載可能メモリ容量ということになります。 よって、i5 は i7 とほとんど変わらないシングルスレッド性能をもつと考えられます。もちろん正式なテスト結果が出てみないとわかりませんが。 以後は Core 2 がフェードアウトし、i7 Extreme、i7、i5、i3、Pentium、Celeron という 6 段ブランドになるわけですが、i7 と i5、i5 と i3 で一部価格帯がオーバーラップするようです。違いが明確ではなく、製品の選択が難しいです。もっとわかりやすいようにして欲しいものです。 6/9/2009 Flash の 64 bit 版が提供されないのはなぜか (2)過去に Flash の 64 bit 化について書いたことがあるのですが、過去の投稿を読んでいたところこれが気になりました。 Flash の 64 bit 版が提供されないのはなぜか すみません。やけに攻撃的な文章でした(゚Д゚;) なんかいやなことでもあったんだろうか…。ところで、これについて (今度はもう少し冷静に) 勝手に語りたいと思います。 Windows の 64 bit 化が進むに連れて、アプリケーションの 64 bit 化への声が高まっています。それにともなって、インターネットのブラウザも 64 bit 化して欲しいという声が多くなっているようです。 アプリケーションが 64 bit 化すれば、プロセスあたり 2GB を超えるメモリを扱うことができ、さらに計算が少し高速になります。 これについて恩恵を受けるアプリケーションもあることでしょう。しかしブラウザにおいては、2GB のメモリを使うことも、多少高速化することも、特にメリットにはならないと思います。ブラウザが 2GB を超えることは絶対ないから?いや、あるかも知れません。しかし、現時点または近未来でその状況が発生するのは、Web ページ製作者、ブラウザ開発者、プラグイン開発者に問題があると言えると思います。 一方、64 bit 化すると、ActiveX コントロールやプラグインを使用するときに問題が起きます。64 bit の ActiveX コントロール、64 bit のプラグインがなければ動きません。やはり Flash も 64 bit 版が提供されなければ利用できません。Flash だけが 64 bit 対応しても、他のプラグインが 64 bit 対応しない限り、32 bit ブラウザと 64 bit ブラウザを場合によって使い分けるという、最悪の事態になります。 また、デメリットはユーザにだけではありません。開発元である Adobe にもデメリットしかありません。64 bit Flash を開発しても、特に利益に結びつかないですから。開発費とサポート費用だけがかさんでいきます。64 bit 版をリリースすれば、64 bit 版を待ち続けている熱心なユーザに「満足感」を与えることができるでしょうが、それだけです。Adobe が利益を無視して 64 bit 普及を牽引してくれればよいのですが。 64 bit ブラウザにはメリットはないのに、デメリットはある。それが現状。これがメリットだ!というものがあれば教えていただきたいです。 それでもまだ 64 bit Flash を望む声が多いのはどういうわけでしょう。64 bit OS で 32 bit アプリを使うことが気持ち悪いとか、そういう感覚的な問題なのだろうか…。 もちろん、時間がたてば状況が変わると思います。 6/4/2009 2009 年 5 月時点での Windows シェアと 64 bit 版の普及度インプレスが不定期でおこなっているアンケート「AKIBA PC Hotline! 読者環境調査」の 2009 年 5 月の結果が出ています。結果は以下のリンク。 AKIBA PC Hotline! 読者環境調査結果 (インプレス) このアンケートは読者を対象としたアンケートなのですが、読者というのは主に自作 PC ユーザであるため、一般的なユーザの平均と比較するとより "先進的" な結果になっていますので、その点だけ注意して結果をご覧ください。 その結果を勝手にお借りして、Windows オペレーティングシステムの各バージョンのシェアを、32/64 bit 別に集計してみました。結果は下の表のとおりです。
上の表から、Windows 7 (ベータ & RC)、Windows Vista、Windows XP、その他に分類して、グラフを作成しました。グラフは下です。
Windows XP は前回調査よりも 5 ポイント減少、Vista は 3 ポイント増加です。XP は減っていはいますが、それでもまだ 61% という高い割合を維持しています。Windows 7 は自作 PC ユーザならもう少し多いと思いましたが、意外とおとなしい結果でした。おそらく Windows 7 をインストールはしてはみたが、それは「主に使用するメインの OS」としてではない、ということなのでしょう。さすがにベータ版をメインに使うのは少数だったということです。 続いて、32 bit 版と 64 bit 版がそれぞれどのくらいの割合で使われているかを集計してみました。Windows XP、Windows Vista、Windows 7 (ベータ & RC) のそれぞれについて割合を算出、さらにそれら 3 種類の総合での割合も算出しました。結果は下のよう。
予想はできていましたが、XP よりも Vista、Vista よりも 7 の方が 64 bit 版の割合が高くなっています。XP の 64 bit 版は全体のわずか 2% にとどまっていますが、7 ではなんと半数以上が 64 bit 版を選択しているという結果になっています。 そして前回調査では Vista の割合は 32 bit 版が 73%、64 bit 版が 27% でしたので、今回の Vista の結果では 4 ポイントほど 64 bit 版へ移行が進んだことになります。徐々に 64 bit 版が押していますね。 XP、Vista、7 の総合で算出すると、全体の 12% のユーザが 64 bit 版をメインに使用しています。自作 PC ユーザでさえ 12% なのですから、一般ユーザでは 0-1% しかいないでしょうね! Windows 7 では 64 bit の壁がだいぶ低くなったイメージがあります。ネット上での情報も充実してきましたし、メモリの値段も相変わらず安いままですから。このまま 64 bit 版の Windows が普及していってほしいと思っています。 ところがそうは簡単にいかない面もあります。64 bit 普及に関して最も重要なファクタであると思われる、DRAM メモリについてです。後藤氏のレポートによれば、この先 DRAM の価格は現状維持での「安値安定」が続くとのことです。それは一見よいことのようですが、安い状況が長く続くと、長期的に見て設備投資が減り技術革新が小さくなるそうなのです。また、NAND フラッシュの需要が引き続き上昇しており、ベンダは最新プロセスをまず NAND に割り当て、余った設備 (つまり古いプロセス) で DRAM を製造します。すると、容量増加ペースが今までよりも鈍ってきますよね。従来、半導体チップは 2 年で 2 倍の集積度向上を保ってきたわけですが、以後 DRAM に関してはそれを下回るペースになります。そのことが 64 bit Windows 普及を妨げる原因にならないことを祈っています。 5/28/2009 XP Mode に必要な VT が有効かどうか調べるツールWindows 7 に搭載される機能「Windows XP Mode」は、CPU に仮想化支援機能「Intel VT」または「AMD-V」がないと使えません。しかし現時点では、新しい CPU ならば必ずしも対応しているわけではありません。新しくて、かつ、ある程度高価なものしか対応しません。その上、今までこの機能は、あってもなくてもどうでもよかったこともあって、対応しているかどうかが、スペック表に明記されていないことが多いです。そのため、調べることすら困難でした。 ところが、自分で使用している PC (CPU) が VT 対応しているかどうか、調べるツールが紹介されていました。 Windows 7 の「Windows XP Mode」が利用可能かをチェック「VirtualChecker」(窓の杜) ダウンロードして実行するだけです。実行には管理者権限が必要です。
上は Core i7 という CPU での結果。Intel VT に対応しています。この CPU ならば XP Mode が実行できます。 VirtualChecker の実行結果は次の 3 種類があります。
「無効」の場合は有効にできますが、「未対応」の場合は残念ながら買い替える必要があります。 HP のノート PC「dv4a/CT」に搭載されていた CPU Athlon X2 QL-60 (1.90GHz) を調べたところ、「無効」となっていました。BIOS を確認したところ、「Virtualization」が「Disabled」になっていましたので、これを「Enabled」に変えました。すると、無事に「有効」の画面を見ることができました。安価な CPU ですが、対応していますね。 今後は安価な CPU も含め、ほとんどが VT/AMD-V 対応するようです。 5/27/2009 この先フラッシュメモリの容量増加ペースは鈍る?フラッシュメモリは携帯電話、カーナビ、ゲーム機をはじめとするあらゆる機器の記憶装置として使用されています。加えて、メモリカード、USB メモリ、SSD にも使われています。従来、フラッシュは 1 年に 2 倍というペースで容量が増加してきました。同じ値段で毎年 2 倍の容量のチップが出ていたことになります。 しかしこれから先は、今までの容量増加ペースは見込めないとのことです。その理由は以下のリンクをご覧ください。 NAND フラッシュの大容量化は終わったのか (インプレス) 1 年に 2 倍という今までの容量増加ペースは、半導体の進化の目安であるムーアの法則 (2 年で 2 倍) を大幅に超えるスピードです。そもそも、なぜこれが実現できていたのか? 後藤氏のレポートに次のような解説があります。
要するに、昔は、最先端プロセスに対して古いプロセスで製造されていたのだが、徐々に先端のプロセスを使用するようになっていき、最近では最先端プロセスと同等のプロセスで製造されているため、のようです。もともとスタートしたプロセスが古かったから、相対的にムーアの法則のスピードを超えていたということです。すると、現在ではすでに最先端プロセスにまで到達してしまったので、この先はこれまでのようなペースを維持することはできないのです!
つい先日、4GB の USB メモリを ¥900 で購入したのですが、いつの間にかこんなに安くなっていてびっくりしました。しかしこの先はペースが鈍りそうです。 ただし、後藤氏のレポートの最後にあるように、それを打開するための策もある模様です。 単純な微細化がだめなら、別の方法で集積しよう、ということのようです。なんとか、がんばってほしいものです! 5/21/2009 XP Mode の動作要件「Windows XP Mode」という互換モードが Windows 7 に搭載されます。従来の互換モードよりもさらに高い互換性で、Windows XP アプリケーションを実行することができます。Windows 7 へ移行を段階的に促す目的で、この機能が提供されると思われます。 その仕組みは「仮想マシン」を使用することです。仮想マシンと言えば、VMware や Virtual PC を思い浮かべると思いますが、まさにそれです。 しかしただの仮想マシンではなく、ウインドウ画像、ファイルシステム、クリップボードなど、いくつかのリソースをホストマシンと仮想マシンで共有する仕組みを備えます。仮想マシンのアプリケーションを、あたかもホストマシン上で動かしているように見せかけます。たとえば、仮想マシンの「デスクトップ」にファイルを保存すると、ホストマシンの「デスクトップ」にファイルがリダイレクトされます。このように双方のリソースがリンクする仕掛けが、いくつか施されています。 そういった機能を使用するために、XP Mode は CPU に特別な仮想化支援機能を備えたものが必要です。その機能は Intel VT または AMD-V という名称が付けられています。しかし!この機能を備えた CPU はそれほど多く出荷されてはいません。現時点でのインテル CPU の VT 対応状況は下の通りです。
…というかなり厳しい状況です(´;ω;`) 新しい CPU であっても、安物ではだめです。Core 2 でさえ、下位モデルではだめです。比較的新しい (ここ 2-3 年の) CPU で、かつ、高価な上位機種でないと搭載されていません。今後は、Celeron も含めて搭載される (実際にはスイッチをイネーブルするだけ) とのことですが、今は全然だめですね。 この XP Mode という機能、主に企業向けなのです。ゲームなどの高度なグラフィックス処理はできないので、地味に GDI で描画するアプリ向けの機能です。そして企業の PC というのは、比較的安価なモデルが多いと思います。企業で VT を搭載するくらいの CPU を買うのは、全体のごく一部でしょう。 つまり、既存の PC に Windows 7 をインストールしたのでは、ほとんどのマシンでは XP Mode が使用できないということになります。企業が XP Mode を使用するためには、マシン自体を買い替える必要があります。ボリュームライセンスでソフトだけ入れ替えようとしている場合には注意が必要ですね。 |
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